2024年7月22日

テクノロジー

文系非エンジニアがノーコードアプリ「Platio」でアプリをつくってみた!

Miyuki Tanaka

 

前回、「安易な導入はNG?!ノーコードアプリ・ローコードアプリの落とし穴」という記事を書かせていただきました、文系非エンジニアのマーケティング担当、田中です。

(前回の記事はこちら▼)

安易な導入はNG!?ノーコード・ローコードアプリ開発の落とし穴

今回、夢にまで見たアプリ開発に、とうとう手を出すことにしました…!

せっかくなので、超初心者向けに「ただただアプリをつくってみたい」という思いだけでつくるとどうなるか、というものを記事としてまとめさせていただきました。結論から先に申し上げますと「ある意味すごく簡単で、ある意味すごく難しかった」というのが感想です。

また、初心者向けの記事のため、アプリの制作が超簡単でなかった場合、途中で諦めています。超簡単な範疇でどこまでできるのかを見ていきたいと思います。

アプリ開発・システム開発を検討している方に、気楽に読んでもらえればと思っています。

ノーコードツール「Platio」を選んだポイント

数多くあるノーコードアプリ開発会社から、選んだのはこちら、Platio!
https://plat.io/ja/feedback/taiken?from=lpnocode

選んだ理由は…

・母国語、日本語でつくれる!
・テンプレートが100種類以上!
・初期費用無料!

このように、初心者にも導入しやすいのではないかというポイントが多く、とりあえずこのツールを使って一回やってみるか、と決意しました。

 

ノーコードツール「Platio」を使って、つくってみた

ではつくりましょう。
今回は、このPlatioの「無料で試してみる」から体験してみました。

必要な情報を入力したら、すぐに体験画面のURLが送られてきました。アプリをつくりたくてワクワクしている私からすると、すぐさま情報が飛んでくるのは非常に便利!早速ログインしてみましょう!



ログインすると、早速ミニアプリ作成ボタンが!そんなに素早くアプリをつくりはじめられるとは驚きです。どうやら何個でもつくれるとのこと。

ふむふむ、どうやらミニアプリは2つの方法でつくることができるようですね。

残念ながら、ミニアプリの作成方法はよくわかっていないのですが、せっかくなので、2つ目の方法である「ゼロからミニアプリを作成する」パターンも試してみることにします。つまり、すでに型が決まっているものから欲しいものを選ぶテンプレートを利用するパターンと、自分がつくりたいものをゼロからつくってみるパターンの二方向からアプローチしたいと思います。

パターン① テンプレートからつくってみる
パターン② つくりたいものからつくってみる

自分自身が本当に必要なアプリ開発はこのノーコードツールで自力で出来てしまうのか。テンプレートの範疇であれば、どこまでできるのか。色々と見ていければと思います。

パターン① テンプレートからつくってみる

まずは、手軽とされるテンプレートからつくってみます!

テンプレートは100種類以上。どれをやってみるか悩みどころですが、キャンペーン管理が一番なじみがありそうなので、とりあえずキャンペーン管理のアプリをつくってみることにします。

まずテンプレートを選択して…

アプリの名前はそのままキャンペーン管理にして…

左のメニュー順にどんどん進んでいくだけで…

何と、完成しました…。携帯からは、このアプリ画面(下写真)を見ることができます。

ほとんど選択しただけで、動くアプリがつくれてしまった…。ノーコードアプリってすごい…。端末上から、アプリに入力できるようになっていました。ここまでの動きで難しい単語は一つも出ておらず、エンジニアの知識が全くなくても作成することができました。

ここに至るまで、どんなテンプレートにしようかなと考える時間を除けば、たった3分程度です。たった3分でつくりたいアプリがつくれるとは…すごい時代が来たものだなと感じますね。

パターン② つくりたいものからつくってみる

では今度は、つくりたいものからつくってみることにします。最近は広告分析をアプリでできたら面白いのではないかと思っていたので、「広告運用」をアプリとしてつくってみようと思います。「空のミニアプリを作成する」を選択すると…

名前を決める必要がありそうです。名前は広告運用とします。

名前を決めて「作成する」ボタンを押すと…

なんと、ミニアプリの名前をつけるだけで、準備が完了したようです。

アプリの中身はどうなっているのでしょうか…



なるほど。テンプレートとは違い、このデータボックスを一からつくる必要があるということがわかりました。この形式でやるにはまだまだ知識不足…。私にはまだ早いですね…。

そもそも、ノーコードツールは、テンプレートありき。テンプレートを使わない場合は、ある程度の知識を求められるということはこういうことだったのか、と改めて勉強になりました。一方で、アプリなんて自分ではつくれない、と諦めるのではなく、こういうツールを触ってみてから判断することの重要性も実感しました。

やってみてわかったこと

今回、アプリを作成してみて、本当に短い時間で色々試したのですが、実に大きい収穫がありました。簡潔にまとめると以下の3つの気づきに集約されました。

1. イメージの具体化のためには、ノーコードツールが役に立つ!

大きな収穫だったのは、ノーコードツールを使ってアプリをつくることで、やりたいことがどんどん具体化していったことです。紙にイメージを描くだけでは、やはりなかなか想像の限界がある中で、自分でイメージしたものが簡易的でもアプリとして動くものがあることで、本来的に必要だった機能に気づくことができるようになりました。

2. ノーコードツールの選定は、つくりたいものをイメージしてから!

今回、私は「簡単そうなノーコードツール」という選定の元選んだため、つくりたいアプリに必要な機能を持たないツールを選んでしまいました。

「ツールが先行してしまうと、つくりたいものもつくれない」

当たり前のことではあるのですが、初めて気づきました。

このことから、つくりたいものをイメージし、それに似た実績や商品ラインナップを持つノーコードツールを導入することが大切であるとわかりました。

3. 想像以上のアプリをつくりたいのであれば、専門家に相談

つくってみて気づいたのは、「こういう情報を自動的に取り込めるようにしたいな」「こういう動線設計したいな」と思ったときに、完全な知識不足でどうやって実現すればいいのかわからないという壁にぶつかりました。

つまり、自分の想像の範疇を超えたモノをつくれないのです。

自分の想像の範疇を超えたものをつくるのであれば、ノーコードツールなのか、スクラッチ開発なのか、どんな開発手法をとるにせよ、専門家に相談すること。

ここでやっと「要件定義」「要求定義」「設計」の重要性と、専門家の力の重要性に気づきました。

色々書かせていただきましたが、つくりたいものが明確な場合、たった月2万円から、様々なアプリを一つのノーコードツールでつくって運用できるのは、すごくパフォーマンスが高いなと感じました。

参考:Platio料金プラン https://plat.io/ja/pricing

一方で、本格的に設計して、ビジネスモデルを変革するような世の中にない新規アプリをつくりたいなら、一度専門家に聞いてみることをお勧めします。弊社でもネイティブアプリの開発を行っていますので、是非こちらからご相談ください。皆様の構想を実現するためのお手伝いをさせていただきます。

(前回の記事はこちら▼)

安易な導入はNG!?ノーコード・ローコードアプリ開発の落とし穴

 

 

Miyuki Tanaka

Miyuki Tanaka

元人事組織コンサルタント。2023年7月に株式会社アイスリーデザインにジョインし、マーケティング業務を担当している。

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