DX推進の最前線で活躍する企業に、DXの進め方や今後の展望などをお伺いするDX推進企業スペシャルインタビューの第三弾。今回は、SimilarWeb Japan(シミラーウェブ ジャパン) 株式会社 カントリーマネージャーの米田匡克さんにデジタルデータにおける日本市場全体の動向や、グローバル競合分析ツールSimilarwebを活用することでビジネスにどんな良い影響があるのか、さらにSimilarwebのおすすめの活用方法についてインタビューしました。インタビュアーは、数々のSaaS製品の立ち上げやグロースを成功させ、現在は株式会社アイスリーデザインでCMOを務める吉澤和之。
目次
米田匡克(よねだまさかつ)氏について
三菱電機株式会社の情報技術総合研究所で技術者としてキャリアを開始し、その後外資系企業へ転身。Gemstar TV Guideでは取締役副社長を務め、Entropic Communicationsでは代表取締役社長に就任しました。さらに、Chartboost、LEANPLUM、Amplitudeといった企業で日本カントリーマネージャーとして活躍し、日本市場での事業展開を牽引しました。2023年12月からは市場・競合分析ツールを提供するSimilarWeb社の日本カントリーマネージャーに就任し、現在に至ります。
SimilarWebについて
公式サイト:https://www.similarweb.com/
SimilarWeb社は、2009年設立のデジタルインテリジェンス分野で世界をリードする企業。同社は、Webサイトやモバイルアプリのトラフィックデータ、ユーザー行動、市場動向などを分析し、企業に貴重なインサイトを提供しています。
SimilarWeb社のサービスは、Webサイトやアプリのパフォーマンス分析、競合他社の戦略把握、業界トレンドの追跡などに活用されており、主な機能には、トラフィック分析、キーワード分析、オーディエンス分析、広告インテリジェンスなどがあります。これらのツールを通じて、企業はデジタルマーケティング戦略の最適化、新規顧客の獲得、競争力の向上を図ることができます。多くのグローバル企業や中小企業が、マーケティング戦略の立案やビジネス意思決定にSimilarwebのデータを活用しています。
※社名はSimilarWeb、サービス名はSimilarwebの表記で区別しております。
1. Similarwebの魅力:サードパーティーデータを見ると市場全体が俯瞰できる
吉澤:御社のサービスに触れる前に、まずは米田さんの経歴についてお伺いさせてください。数々の外資系企業のカントリーマネージャーを経験されてきた米田さんが、SimilarWeb社を選んだ理由はどんなところにあるんでしょうか?
米田:もともとアナリティクスの業界にいたりとか、その前はLEANPLUMというCRMの会社でカントリーマネージャーを経験してきました。あとは広告の業界にもいて、デジタルマーケティングにずっと関わってきました。今までいた企業はだいたい事業会社で、基本的にファーストパーティーデータ(※)を元にビジネスの最適化を図っていました。SimilarWebの面白いところは、サードパーティーデータ(※)を取り扱っているという点です。
(※)ファーストパーティーデータ、サードパーティーデータとは?
ファーストパーティーデータは、企業が自社の顧客との直接的な関わりから収集したデータを指します。例えば、自社Webサイトでの行動履歴、会員登録情報、購買履歴などが該当します。一方、サードパーティーデータは、第三者が収集し、複数のソースから得られる幅広いデータを指します。
自分のメディアの世界でデータが手に入って、それによってどうビジネスを最適化するかを考え続けていると、どこかで壁にぶつかってしまいます。壁というか不安ですね。売り上げが5%ずつ上昇していても、同じ業界の他社と比べていい結果なのかどうかは分からない。つまり、自社が5%上がっていても、他の競合が15%上がっていたらだめですよね? そういう不安があるというのが一つ。
もう一つは、自分たちの中では施策は間違っていないつもりなんだけど、全然売り上げが上がらない。 これって自分たちのせいなのか、それとも外部要因によるものなのかはファーストパーティーデータだけでは分からないんですね。自分たちは順調に売り上げを伸ばしていたけれど、蓋を開けてみたら実は、業界全体では毎月20%ずつトラフィック(※)が下がっていた。事業会社にいると、その辺りがなかなか見えなかったのですが、市場全体を見られるのがSimilarwebというツールだったんです。
(※)トラフィックとは?
トラフィックとは、Webサイトやアプリにおける訪問者の流入を指します。具体的には、ユーザーが特定のページを訪れたり、アプリを利用したりする際のデータ通信量を表します。トラフィックは、サイトの人気や利用状況を示す重要な指標であり、訪問者数やページビュー数などの数値で測定されます。
実際にSimilarwebで日本全体のトラフィックを見てみると、右肩下がりになっています。業界別に見ても、Eコマースやビデオストリーミング業界は下がっています。ちょっと上がっているのがフィンテック業界なんですが、株価が不安定なこともあり、積立NISAに混乱が生じているため、ここ3ヶ月は落ちています(2024年9月現在)。 そういったところがSimilarwebでは確認できるんです。
ファーストパーティー側をしばらくやっていたので、グローバル全体の俯瞰的なトラフィックがどうなっているのか、何かしら課題があって示唆があるんじゃないのか、そういったものを見極めてみたいなと思っていました。そんな時に、ちょうど SimilarWebでカントリーマネージャーを探しているという話があり、タイミングよく入社させていただいたという経緯があります。
吉澤:これまで経験してきた企業とは違う、SimilarWebならではの魅力があったわけですね。では、もう少し詳しくSimilarwebというサービスの特徴をおしえていただけますか?
米田:はい、Similarwebは簡単に言うと、他社のトラフィックがわかるサービスです。Web サービスの場合は、どのページのアクセスが最もページビュー(PV)が多いのかを知ることができます。また、単純に自社サイト・他社サイトの流入だけではなく、市場動向がわかるところもSimilarwebの特徴です。
例えば何かしたいことがある、どこか行きたいところがある、または新しいサービスや商品を調べたいとき、 まずは皆さん検索をすると思います。検索した段階では検索結果のリストが出てくるだけなんですが、そこから詳細を知るためにサイトをクリックするとトラフィックというものが発生します。 Similarwebを使うと、そのトラフィックがどのキーワードで発生したのかを知ることができます。
要するに、どのキーワードがよく検索されていて、そのキーワードを検索するとどんな検索候補が出てくるかといった分析ができます。それによって市場全体の状況を知ることが出来るというわけです。
2. Similarwebの強みと日本市場の重要性
吉澤: 競合のツールと比較したときにSimilarwebの強みとなるのは、どのような点でしょうか?
米田:そうですね。Similarwebでは、国内のデータだけでなく、グローバルのトラフィックも見ることができるというのが強みになっています。また、Similarwebは日本にオフィスがあって、営業もカスタマーサクセスも技術部隊もおりますので、お客様をサポートする万全の体制が整っています。例えば、ビッグビジネスを会社単位で進めていく場合には、やはり日本にオフィスがあるのが足がかりとして大きいと思います。日本に数名どころか、数十名も丁寧なサポートができるスタッフがいるというところが強みです。
吉澤:なるほど。国内データに限らず、グローバルなデータも取り扱うという外資の強みも活かしつつ、日本にしっかりと腰を据えてサポート体制を整えているというのが、Similarwebの強みなんですね。ちなみに世界各地でビジネスを展開されていると思いますが、日本マーケットはどのような位置づけなんでしょうか?
米田: 結論から言うと、日本はマーケットとして最重要な国の一つだとSimilarWeb本社は考えています。というのも、経営上の目標数値としてサービスの無料版のサインアップ数を集計していて、 日本では毎日少なくとも100件の新規のお客様に使っていただいているというデータが出ています。月間ではだいたい3,000~5,000件という件数になっていて、こんなにも新規のお客様に使っていただけているのかと、そのポテンシャルに実は私めちゃくちゃ驚きました…!
参考記事:【公式】Similarweb(シミラーウェブ)とは? | 無料版と有料版の違いと使い方、そして料金について
相当数の潜在顧客が見込めるという意味合いで、日本マーケットは投資に値するという風に本社は考えています。どれだけ力を入れているかというのは、皆さんが見えるところで言うと、Webサイトやマニュアル、そして管理画面がすべて日本語化されているところから感じていただけると思います。この企業規模で、Microsoft、Google、Adobeのような大きなSaaSカンパニーと同等ぐらいのリソースを投下している点からすると、日本を非常に重要な市場と位置づけていると実感しますね。
吉澤:日本市場ならではの独特な傾向や特徴みたいなものはありますか?
米田:そうですね。日本独特の特徴というのは難しいんですが、海外と比べたときの日本市場における課題というのは感じています。Similarwebだけではなくて、日本は残念ながらデジタルマーケティング全般に関して、アメリカと比べて4~5年遅れています。
その中で、Similarwebの目線で言いますと、自社のデータはGoogleアナリティクス、Adobe Analyticsなどのツールを活用して分析できていると思います。これは3C分析(※)でいうところのCompanyですね。ですが、それ以外のCustomer、Competitorといったところ、要するに市場・競合分析がまだ出来ていないんですね 。3つのCが分析できて初めて戦略が立つと思うのですが、日本は未だにCompanyの分析、アナリティクスを使って自分のWebサイトを見るというところで止まっていると思うんです。 先ほど申し上げたように、市場や競合を分析して、外部要因も含め俯瞰的に自社を見ることが重要なんですが、日本企業は3C分析におけるCustomerやCompetitorの分析にまだあまり力を入れられていないと思います。
(※)3C分析とは?
3C分析とは、企業の市場環境を分析するためのフレームワークで、以下の3つの要素を分析します。
- Company(自社):自社の強みや弱み、独自の価値を明確にします。
- Customer(顧客・市場):顧客ニーズや市場動向を理解します。
- Competitor(競合):競合他社の強みや弱み、戦略を分析します。
この3つの要素を分析することで、企業を取り巻く環境を包括的に理解し、効果的なマーケティング戦略や事業戦略を立案するための基礎情報を得ることができます。
吉澤:私もデジタルマーケティングにおける日本の遅れというのは、前々から実感しておりました。グローバル市場でこれ以上遅れを取らないためにも、海外から生まれている手法はどんどんキャッチアップしていかなければいけないですよね。そのうちの一つにSimilarwebのソリューションもあると思います。
3. DXにどう活かせるのか?おすすめの活用方法
吉澤:Similarwebを使っていただいているお客様の業種業態の特徴はありますか?
米田:これよく聞かれる質問なんですけれども、実は特になくてですね、全方位で使われているサービスになります。強いて特徴を挙げてみると、Webサイトとアプリ両方など、複合チャネルの分析に使っているお客様が結構多いですね。且つその中で、Web上でサービスを提供している、要は商品を売っていたりとか音楽がダウンロードできるサイトやアプリを運営している企業様に顧客プロファイルという形でSimilarwebを使っていただいていることが多いです。
吉澤:業種業態問わず、全方位に使っていただけるツールということですね。今回のテーマであるDXに絡めてお伺いしたいのですが、あらゆる企業のDXに直結しているからこそ、全方位で役に立っていると思います。Similarwebは具体的にどのように企業のDXに活用できますか?
米田:我々が皆様のビジネスアウトカムに対してご支援できるのは、シンプルにトラフィックを増やすことだと思っています。例えば、テーマパークで売上を増やすとなると、結局は入場者数を増やさなければいけないと思うんです。これをデジタル上の話に置き換えると、デジタル上の人流=トラフィックをどうやって自分たちのところに持ってくるのかが重要ということになります。
じゃあトラフィックを増やすにはどうすればいいのかというと、冒頭でお話しさせていただいた通り、日本全体でトラフィックが下がっている、つまりパイが一定数しかない中で、他のところのトラフィックをどうすれば自分のところに持ってこられるかという話になります。 いわゆる「陣地取り」になってきていて、それに気付いた人たちは既にSimilarwebを取り入れています。
どこにトラフィックが落ちているのかを見出して、トラフィックの発生源である人たちがどうしたら自分たちのところに流れて来てくれるのかを想像する。今自社で想定している顧客だけではなく、インターネット上の全体を俯瞰して見て、どこに消費者の態度変容を起こしていくべきかというところを視野に入れる。
それがどうDXに結びついていくのかというと、市場全体における消費者のデジタル上の導線を最適化して自分たちのところにトラフィックを持ってくるというのが、広い意味でのDXであり、Similarwebではそのご支援ができると考えています。
吉澤:なるほど、視野を広くして潜在顧客を探る助けになるのがSimilarwebということですね。おすすめの活用方法があればおしえていただけますか?
米田:先程陣地の取り合いという話をさせていただきましたが、成功体験がないとやはり難しいと思うんですね。自分の中で考えているだけでは新しい発想がなかなか出てこないのではないでしょうか。新しい発想を実現する方法がSimilarwebにはありまして、非常に単純なことなんですが、トラフィックを増やしている他社を分析して真似するという方法です。
直近でトラフィックの多い何社かを探して、セグメント化します。彼らがどんなキーワードでトラフィックを取っているのかというのを見ると、実は他の企業と違うキーワードを取ってきているという新たな事実が見えてきたりします。
例えば、今年のちょうど春から夏になるタイミングでアパレル業界でトラフィックを増やしていたところ、いわゆる「勝ち組」の企業を分析してみると全体の分析では出てこなかったキーワードが出てきました。Tシャツというカテゴリーでトラフィックが取れていたキーワードが、「オリジナルTシャツ」、「著名なイラストレーターのワンポイント」そして最後の一つが特徴的だったんですが、「骨格ストレート」(※)というキーワードでした。
(※)「骨格ストレート」とは骨格診断の分類の一つで、他に「骨格ウェーブ」「骨格ナチュラル」という分類があります。骨格診断は、個人の体型や特徴に合わせたファッション選びをするために主に若い世代の女性を中心に一般的になってきていて、インフルエンサーのSNSでも個人の体型に合わせたファッションが紹介されています。
「骨格ストレート」という単語を私はそれまで知らなかったのですが、そういった特定の層に刺さる一種のトレンドワードがトラフィックを獲得していたりするので、いわゆる「勝ち組」企業の傾向をSimilarwebを使って分析することは、いち早くトレンドを取り入れるためにおすすめの活用方法です。
▼Similarwebの活用方法や導入事例をもっと知りたい方はこちら
導入事例 Updates & Insights | Similarweb
4. Similarweb活用の新たな可能性と今後の展望
吉澤:いろんな企業様にお伺いしているのですが、SimilarwebではAI技術を活用した取り組みはなにかしていらっしゃいますか?
米田:はい、しています。 webサイトのデータが一部のサンプリングしか取れていないときにAIを使って推測し、データを補正するといった使い方をしています。
また、現在検討しているもう一つのAIの活用法があって、消費者のAIの使い方を見てみると、検索エンジンの代替としてよく使われているというのがトラフィックから分かります。特に海外ではその傾向が顕著に出ていて、例えば旅程の候補を生成AIに出してもらうといった使い方があります。「2泊3日の北海道旅行のプランを組んで」と生成AIに頼むと、1日目何時の飛行機に乗って、お昼はどのお店に行って、そのあとは観光名所をいくつか巡って、1泊目はどのホテルに泊まるのがいい、といったいくつかのプランを生成AIがすぐに出してくれます。
生成AIをそういう風に使う人が増えたということは、次に何が出てくるかというと、生成AI用のSEO(※)だと思っています。先程の例で考えると、札幌市役所は札幌にたくさん来てほしいので札幌の観光名所やお店が回答に出てくるようにしたいですよね?そのためには、生成AIの回答の出し方のアルゴリズムを理解して、それに合わせて情報の出し方を最適化する必要があります。
(※)SEOとは?
「検索エンジン最適化」(Search Engine Optimization)の略で、Webサイトやアプリのコンテンツを検索エンジンに最適化し、検索結果での上位表示を目指す手法です。具体的には、ユーザーが求める情報を提供し、検索エンジンがページの内容を理解しやすくするための技術的な施策を行います。
ちょっと詳細はお伝えできないのですが、AIのアルゴリズムを理解して自分たちのサービスをより上位におすすめしてくれる、つまりコンテンツを収集してそこから最適化したアウトプットを出すという生成AIに対する活用の仕方を現在考えているところです。
吉澤:なるほど。生成AI用のSEO、おもしろいですね。新しい検索の仕方が登場したことによって、今度はそっちのSEO対策もしていって…堂々巡りな感じもしますが、やはり企業は新しい技術にどんどん対応していかなければいけませんよね。
米田:そうですね。生成AI関連のビジネスが広がっているのでその準備をしていて、実はすでに提供してご好評いただいているAI/ChatGPT向け学習用データ収集サービスというものがあります。自分たち専用の生成AIを作り、Similarwebを使って必要な教師データ(※)を効率的に読み込ませるという技術です。
(※)教師データとは?
生成AIにおける教師データとは、AIモデルを訓練するために使用される大量の情報やコンテンツのことを指します。これらのデータは、AIが学習し、パターンを認識するための基礎となります。教師データには、テキスト、画像、音声など、様々な形式のデータが含まれます。例えば、言語モデルの場合、書籍、Webサイト、記事などの膨大なテキストデータが使用されます。
教師データの質と量は、生成AIの性能に直接影響します。高品質で多様な教師データを用いることで、AIはより正確で適切な出力を生成できるようになります。
これまではOpenAI社のChatGPTが広く使われてきましたが、現在それぞれの企業専用の生成AIを作って活用するというのが広がってきています。
どのように専用の生成AIにしていくかというと、例えば社内のマニュアルなどのドキュメントを、教師データとして読み込ませて学習させます。こうすることで、社内の公表されていない情報に関する質問に対してもAIが対応できるようになります。教師データとしてより詳細な、たくさんのデータを集めて学習させないとAIの精度が上がらないのですが、これって結構大変な作業なんです。それをSimilarwebはクローリング技術で収集することで解決します。月間10億以上のwebサイトやアプリの公開データを取得しているSimilarwebが、AI学習用のデータ収集を代行します。短期間でのデータ収集が可能で、これが実は静かなブームになっておりまして、すでに世界的な大企業への導入実績もあったりします。
吉澤:AI関連の技術や活用方法はより広がりを見せそうですね。では最後に、SimilarWebの今後のビジネス展望をお聞かせください。
米田:日本オフィスを開設してから6年経ちまして、 SimilarWebの名前は聞いたことがあるという声は結構増えてきました。そして、競合分析・市場分析ができるツールだということはだいぶ浸透してきたんじゃないかなと思っています。ベタですが、今後は市場分析・競合分析ができると何が嬉しいのか、ビジネスにどうやって活用できるのかみたいなところを訴求していきたいなと思っています。お客様がSimilarwebのデータを活用して、正しい方向にビジネスの舵を切ることができたという実績を増やしていきたいです。SimilarWebのサービスを、より容易に皆さんが活用できるような形にしていきたいなというのが来年以降の目標ですね。
吉澤:ありがとうございます。今後はSimilarwebの活用方法を積極的に市場に伝えていくとのことで、Similarwebがより一層日本市場に浸透していくのではないかと思います。
さいごに
今回のインタビューでは、デジタルデータにおける日本市場全体の動向や、Similarwebを活用することでビジネスにどんな良い影響があるのか、さらにSimilarwebのおすすめの活用方法について米田さんにお話を伺いました。自社で得られるデータ、いわゆるファーストパーティーデータの分析だけでは不十分に感じている、もしくはより市場感や競合の状態を意識した戦略を立てたいとお考えの方はぜひご参考にしていただければと思います。
次回のDX推進企業スペシャルインタビューPart3は近日公開です。お楽しみに!