マーケティング担当の野林です。
10月後半に、日本最大級のIT展示会である「Japan IT Week 2024 秋」ソフトウェア・アプリ開発展が開催されました。
国内外の大手企業、ベンチャー、そしてアプリケーション開発に興味を持つ方々が集結する重要な機会。弊社もモダンアプリケーション開発やUI/UXデザイン、AI開発のご支援が可能なことを広く知ってもらうために出展しました。
弊社は2011年に事業を開始して13年目の企業です。
大手・上場企業からベンチャー企業まで、延べ500社以上のご支援実績がありますが、今回の展示会では、私たちがご支援できるであろう未来のお客様と多く巡り合うことができました。
本記事では実際のお客様の声や、展示会の結果数値もシェアさせていただきます。
▲弊社のブースはこちら
▲若手メンバーが呼び込みを頑張ってくれました!
目次
展示会の数値結果
先に結果からお伝えすると、事前に設定した目標値(名刺交換・QR読み込み・ヒアリングシート獲得・アポイント獲得)の達成度は90~100%という、我ながら絶妙な数値目標を立てられたと思ってます(自画自賛)
設営の際、主催の方と数値目標についてディスカッションしたんですが「ちょっと高めの目標値ですね」と言われていました。(むむむ・・)
結果的には参加メンバーが一丸となって、最大限のパフォーマンスを発揮できたのではないかと思ってます。
今回は他部門からも応援に駆けつけてもらい、弊社のバリューの1つである
【チームの力を信じる】
というのを体現できたと思ってます。
▲アイスリーデザインのブランドコンセプトの一つ「チームの力を信じる」
マーケ担当の苦悩
これは裏話なんですが、社内的には「今さらUI/UXデザインなんて言ってもありきたりだよ」「flamingo(※)は訴求しても刺さらないんじゃないか」という声がありました。
(※)flamingo
アイスリーデザインの独自ツールで、レガシーシステムや複雑なシステムを、システムを改修することなくUI/UXデザインを瞬時に変更できる神ツール
マーケ担当の私としては、本当にそうなんだろうか?と疑問を持っており、リアルな声を知りたい!と思っていました。
リアルな声は現場にあり
3日間で私個人だけでも30人以上の方とお話をさせていただきました。
実際にいただいたご質問と、回答について簡単にご紹介します。
・UI/UXに関する現場と経営層の考え方にギャップがある
Q:「現場はUI/UXに取り組みたいと思っているけど、上層部が首を縦に振らない…」
こういったお悩みは、商談の場でも非常によく聞きます。担当者は現場レベルでデザインに関する課題をひしひしと感じているけれども、それがなかなか上司に上手く伝わらない…。結構あるあるだと思います。
デザインって抽象的なので、改善することでどんなメリットがあるのか、伝わりにくいんですよね。
このような状況においては、UI/UX改善のプロである私たちが、代わりにメリットを言語化するお手伝いをさせていただくことで解決に向かうケースも多いです。
各社様で課題感も違うため、初回はどのレベルでの改善をしていきたいのかなど、まずはディスカッションさせていただいています。
・システムに手は加えたくないけど操作性は良くしたい
Q:「10年程稼働しているおおもとのシステムに各種ツールも導入しており、今から大きな改修は難しいが、エンドユーザーの操作性は良くしたい…」
こちらも、よくあるケースですね。弊社で実際に相談をいただいたケースを2つ紹介します。
1つ目は、大規模なECサイトです。各種ツールを導入しており、なるべく手は加えたくないけど、昨今のトレンドに適していなかったり、施策のPDCAをなるべく早く回していきたいというご相談でした。
2つ目は、マイページのシステムです。マイページの多くはデータベースやあらゆる機能と連携しているので、手を加えたくないのが本音ではないでしょうか。
事業者側としては課題感はあるものの、ユーザーは今まで通り使ってくれているし、レガシーな仕組みに手を加えるリスクの方が大きいことから、後回しにされることが多いです。
このようなケースで活用いただけるのが弊社のプロダクトflamingoです。
裏側の仕組みに手を加えることなく、フロント側の表示を変えられるツールになります。
flamingoを使うことで、既に導入されている各種ツールは変わらず使いつつ、UIを変えたいページだけを大きなシステム改修なく変換できる可能性があります。
ご利用されている状況にもよりますので、詳しくは一度ご相談ください。
・フロントエンド技術者を見つけるのに苦労している
Q:「裏側の仕組みを作るSE(システムエンジニア)は多いけど、フロントエンドの技術者がいない。デザイナーももちろんいない。」
SE(システムエンジニア)を多く抱えている会社様だと、フロントエンドのエンジニアが活躍する案件がそもそも少なかったりされますよね。
そんな時に、いざフロントエンドエンジニアを探そうと思っても、フリーランスの方がメインだったりすると、品質担保の観点で不安を抱えているという声を多く聞きます。
また、昨今のプロジェクトはアジャイルで進むことも多く、当初は2ヶ月だけの予定だったけど、いざプロジェクトが始まると延長したい、などもあり得ます。
そういった際にも対応できるような、持続可能な体制の構築が必要ですね。
弊社では、経験豊富なフロントエンドのエンジニア、そしてデザイナーをチームでアサインさせていただくことが可能です。開発スピードやクオリティの向上にはチームワークも重要なポイントとなるため、チームでご支援させていただくことで生産性アップと品質の担保にもつながります。
・アイデアを固めるために情報収集中
Q:「来年度にこんな新規事業をやりたくて情報収集してるけど、どんなところで協業できそうかディスカッションしたい。」
アイデアはあるけれど、まだ具体的なロードマップは描けていない。技術を活用してどんなことが可能なのかを一度プロに相談したいという方も多いのではないでしょうか。
弊社は、コンサル会社・デザイン会社・開発会社が一緒になった会社と思っていただけるとイメージしやすいかと思います。
上流から下流まで一気通貫でご支援が可能で、今まで大手・上場企業からベンチャーまで延べ500社以上の実績があります。
ディスカッションベースの壁打ちから、もう少し具体的な部分だと、RFPがまだ完成していない状態なら、まずは要求整理を伴走させていただくご支援などもしております。
まずは、営業担当にお気軽にご相談ください。
・AIで実現できることを相談したい
Q:「AIを使って実現したいことがある。実現可能か相談したい。」
AIのご相談については大きく2つのパターンがあります。
1つ目は、既に世の中にあるAIを使って実現するケースです。汎用的な課題が多いので、既に他社様がAI搭載の〇〇ツール、という形でリリースされていることも多くあります。
2つ目は、実際の業務課題を特定の状況で解決する、AIモデル自体を開発するケースです。こちらの方が、ご相談としては多いです。
実現可能かどうかについてですが、初期フェーズで判断できるほどの材料が集まっていないということも多いです。
そのようなケースでは、PoC(概念実証)から進めるプロジェクトが多いです。
具体的な事例として、アート引越センター様の「ぐるっとAI見積り」では、既存のAIモデルを使うのではなく、新たなAIモデルを構築しました。
このプロジェクトもPoCからスタートしています。
などなど、ここでは具体的な固有名詞や詳細はお伝え出来ないのですが、たくさんのお話をさせていただき、既に後日のアポイントまで確約いただいたお客様も多くいらっしゃいました。
▲3日間の開催期間中、毎日お昼前頃にブースからあふれるほど来場者の方にお越しいただきました!
そのお悩み、本当に多いんです‥
どんな業界・職種の方にご興味を持っていただいたのか、改めて数値から振り返ってみました。
弊社のブースにお越しくださった方の47%の方が弊社でもお取引の多い「情報通信業」「サービス業」「通信業」「小売・卸業」の方でした。
また、職種としても「システム・アプリ開発」「業務改革」「DX推進」「情報システム」に関わっている方が42%という結果でした。
結果的に、接点を持ちたかった方々とのコミュニケーションを取れたのではないかと思っています。
定性的にも、社内で言われていたような「今さらUI/UXデザインなんて言ってもありきたりだよ」「flamingoは訴求しても刺さらないんじゃないか」ということは全くなく、まだまだ多くの方が弊社で解決できる課題感をお持ちであることがわかりました。
この記事で記載しているような課題感がありましたら、ぜひお気軽にお問合せフォームからご連絡くださいませ。
また、リアルで皆さまとお話しできる展示会は非常に貴重な機会でしたので、マーケ担当としても次回、春先を予定している展示会出展に向けて尽力していきたいと思います。
最後に、打ち上げの様子。
次回は全メンバーで打ち上げしたい!
ご来場いただいた皆さま、弊社メンバーのみんな、ご支援いただいたベンダー様、ありがとうございました!