今回紹介するのは、今やデザインの分野に欠かせない概念となった「UI/UX」について書かれた有益なブログ10選。海外の最新UI/UX事情を学びましょう。
1.あの有名アプリはどう進化した? バージョンごとにUI/UX比較できるアーカイブ集
「UX Archive」は、スマートニュースやFacebook、Instagram、Google Mapsなど誰もが知る有名アプリのUIが、バージョンごとにどのように変化したかを閲覧できるブログです。登録からチュートリアル、ホーム画面などの各画面をチェックできるので、アプリ開発の参考になるはず。特にチュートリアルは開発時に悩みがちですので、ぜひ各アプリを参考にしてみましょう。
また「iOS 6 vs iOS 7」というフラットデザイン導入前後比較も一見の価値あり。今から振り返ればデザイントレンドの大きな転換点だったことが見て取れます。
http://uxarchive.com
2.まちがいだらけの「UXにまつわる定説」?
誰もが当然のように言うけれど、実は間違い。そんな「間違った定説」を紹介するのが「UXMYTHS」です。その一例は「ユーザーはウェブを読む」「FLASHは悪」「UXデザインとはユーザビリティーのことである」などなど。
反論を生みそうな部分もありますが、基本的にはどれも反証の論拠をしっかりと示してくれているので説得力高し。数々の定説の「真相」を、ぜひブログで確かめてみてください。
http://uxmyths.com
3.UXのトレンドはおまかせの「使えるブログ」
UXとユーザーの声に着目しているオランダ企業「Usabilla」のブログは、ユーザーとのエンゲージメントやデザイン、UXリサーチについての記事が満載。「モバイルアプリのデザイントレンド6選」や「2016年上半期のベストUX記事」など、独自の考察からまとめ系記事まで魅力あるコンテンツが揃います。
ユーザーの習熟度やOSのバージョンアップに影響され、どうしてもトレンドのサイクルが速いUX界隈において、最新モードをおさえておくのは必須スキルと言っても過言ではありません。ぜひこのブログで効率的にチェックしていきましょう。
http://blog.usabilla.com
4.デザイントピックごとにさまざまな事例を紹介するUX情報ソース
「Designmondo」はスタンダードなものから無名なものまでさまざまなデザイン事例を扱う、UX情報ソースです。トピックごとにさまざまな事例を紹介しているので、抱えている案件や課題ごとに最適解が見つかるかも?
また、ウェブのフレームワークやWordpressプラグイン、UIキットなどの自社製品の販売も行っています。たくさんのデザイン事例を知っているからこその製品の数々は一度チェックしてみる価値あり。
http://designmodo.com/design/ux-design/
5.さまざまな「同業者」が知見を共有するデザインメディア
世界各国のデザイナーたちが集まり、それぞれが仕事やリサーチのなかで得た知見を共有する、非常に読み応えのあるブログ「Boxes and Arrows」。ステレオタイプや変化の限界に挑むための、すぐれたUIデザインのケーススタディ、インタビュー集、プロダクトレビューで構成されています。
文章量が多めで読み応えがあるだけでなく、数多くのデザイナーが寄稿しているため、これまで気が付かなかった新たな視点と出会える可能性も高め。
http://boxesandarrows.com
6.人気ツールのデザイナーによる、インターフェースデザインのブログ
評価の高いワイヤーフレームツール「Balsamiq」のデザイナーによる、インターフェースデザイナーのためのブログ。
自社製品の紹介から、自身が見つけたUX集、カンファレンス記録など話題は多岐にわたります。更新頻度は低めですが、人気ツールを作った高い能力を持つデザイナーによるブログのため、各情報に対する信頼性は高め。デザイナーたるもの、こういうブログをやってみたい…という人も少なくないはず。
http://konigi.com/blog/
7.事例集や考察だけでなく、仕事やイベント情報まで網羅
「UX MAGAZINE」というクラシカルな名前は伊達じゃない。UXデザイナーたちがUXにまつわる考察や事例を勉強できるだけでなく、求人情報の掲載や検索もできるという包括的なUX情報集。
ここで仕事を探すことも、仕事仲間を募ることもできるという、メディアの枠を超えたUXコミュニティーと言ってもいいかもしれません。
http://uxmag.com
8.独自のタグ付けによる検索機能が便利なUI事例集
「Pattern Tap」は優れたUIを多数そろえた事例集。アコーディオンやタブといったUIのパターンだけでなく、使われている色や、デザインのスタイルなどで検索できるのも便利です。
今自分が請け負っている案件や、求められているデザインテイスト別に、先人たちの事例をチェックするという使い方も考えられます。困ったらぜひ一度見てみましょう。
http://zurb.com/patterntap
9.1冊の本のように重厚な、UIとUXをめぐる思索の記録
2010年から2011年までの52週間、UIとUXにまつわるディスカッションを記録したブログ「52 Weeks of UX」は、まるで1冊の本のような読み応え。
毎回考察を重ねるその様子は、今読み始めても一緒に勉強しているような感覚になれるはず。毎週1本ずつ読むのも良いかも?
http://52weeksofux.com
10.もう一度学校に入るような感覚? マジメさ全開のUX記事が満載
2005年から始まった「UXmatters」は、まさにUXとデザインを学ぶための教科書といった内容。
月曜日に複数本更新される記事はどれもがそう簡単には読めない長文コンテンツばかりですが、その内容は評価されるべきものばかり。UXだけでなく、英語の勉強にも間違いなく効果的です。
http://www.uxmatters.com
以上、簡単にチェックできるグラフィカルな事例集から、読むのに気合が必要な重厚な考察記事まで、さまざまなスタイルのサイトを紹介しました。継続は力なり。毎日少しでもこうしたサイトをチェックしてみてくださいね。
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