2022年3月10日

ウクライナへの人道支援についての当社の方針

株式会社アイスリーデザイン(本社:東京都渋谷区、代表取締役:芝陽一郎、以下:アイスリーデザイン)は人道支援の一環として、避難民を含むウクライナ人を率先的に支援いたします。

多くの皆さんが感じているのと同様、私たちもウクライナで起きている惨劇に悲嘆し、日々、沈痛な想いで現地スタッフならびにウクライナ在住の市民の状況を見守っています。当社アイスリーデザインは10年以上に渡ってウクライナ東部ハリコフ市で現地スタッフを雇用しています。メンバーは相互に行き来し、両国の文化や習慣を尊重し、これまでの多くのプロジェクトを共にしてきました。

ウクライナに開発拠点があるIT企業として、当社はここ数日メディアからの取材を受け、現地の状況も共有させていただきました。これにより多くの方から励ましの言葉と共に、何か出来ることはないかと相談の声も多くいただきました。こういった激励の言葉に対して、改めてお礼を申し上げるのと共に、改めて我々なりに何かできることはないかと考えさせていただきました。熟慮の末、以下の3つの形で支援を行います。

1.現地スタッフに対する給与保証と生活復旧費の支援
2.ウクライナIT企業へのビジネス創出
3.NGOならびに現地で活動をしている支援団体への寄付

1.現地スタッフに対する給与保証

現在、各メンバーはハリコフ市内に留まるもの、ウクライナ各地ならびに国外に避難しているものとチームはバラバラになっていますが、各メンバーとは連絡を取り合い安否確認を行っています。一部のメンバーはプロジェクトに戻り会議に参加をしたりしていますが、一部のメンバーはライフライン等への影響から仕事どころではないという状況の者も多数います。この状況下で通常通りの業務は不可能ですが、現地スタッフに少しでも安心してもらうために当面の間、現地スタッフへの給与の支払いを保証する方針です。

2. ウクライナIT企業へのビジネスマッチング

当社の現地拠点は戦火の影響もあり営業活動を停止せざるを得ない状況ではありますが、他のIT企業は一部業務を再開したという連絡も入っています。そこで、現地支援という意味でも長年ウクライナでの開発経験とネットワークをベースに、現地で活動可能なウクライナIT企業(当社現地拠点以外の)ならびにエンジニア、デザイナー等と、日本企業とのマッチングの支援をします。寄付という形ではなくビジネスを通して現地を支援したい企業はご連絡いただければ幸いです。また、これに関連して日本側ではウクライナ側現地との仕事の橋渡し役ともなる在日ウクライナ人ならびに避難民から受入の人材を募集する所存です。

3. NGOならびに現地で活動をしている支援団体への寄付

ご存知の方も多いと思いますがウクライナの歴史、政治的な背景は極めて複雑で事態の収拾を難しくしています。また今回の戦争は政治的な対立によるところが大きく、関係のない多くの市民が巻き込まれた形になっています。その為、当社の支援の基本方針は以下のように考えています。武器で武器に争うことに繋がる支援を避け、現地住民に直接的になんらかの支援がいくことが期待されるNGOならびに支援団体を対象にします。寄付金額は、ウクライナのIT企業とのビジネスマッチングで発生する収益の全額、当社内のウクライナメンバーの関係するプロジェクトの売上の1%他、当社従業員、当社顧客他からの寄付金額の総額を寄付致します。

本件に関するお問い合わせ先
株式会社アイスリーデザイン
広報担当:猪野
電話:03-6419-7700
e-mail:pr@i3design.co.jp

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